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歳時記・DIARY

2000年の出来事

 3月6〜8日比羅夫駅がドラマの舞台になりました 

 3月6日と8日、比羅夫駅にてドラマのロケが行われました。
 番組は、TBS系、月曜ドラマスペシャル「終着駅」(HBC制作)。
 配役は、夫役に平田満さん、妻役に萬田久子さん、看護婦役に杉田かおるさん、新聞記者役に中西良太さん。
 放送日は、雪の中での撮影ということなどを考慮して秋以降になるとのことでしたが、結局1年後の2001年2月26日(月) PM9:00〜10:54 に放送されました。

以下、ロケの詳細です。

 去る3月6日と8日、比羅夫駅にてドラマのロケが行われました。
 番組は、TBS系、月曜ドラマスペシャル「終着駅」(HBC制作)
 ストーリーは医療ミスにより幼い娘を殺されてしまった父親が、医者を刺して刑務所に服役。妻は知り合いを頼って田舎に行き、駅の仕事をする。出所した夫は、服役中に届いた病院の看護婦の手紙から、娘の死には何か謎が隠されているのではと不審を抱き、一人捜査を開始する。が、手紙をくれた看護婦は数日前に変死していた。
 札幌と比羅夫を舞台に、大病院の裏の世界に立ち向かう夫婦を描いたサスペンス。この妻の管理する駅のロケ地に比羅夫が選ばれたというわけです。
 配役は、夫役に平田満さん、妻役に萬田久子さん、看護婦役に杉田かおるさん、新聞記者役に中西良太さん。

 2月8日にHBCの制作スタッフの方3人と脚本家の金子成人先生が下見に来られ、ロケ地として正式決定してから、14日には美術スタッフ、21日には技術スタッフの方が来られ、撮影準備は進行し、台本もいただきました。
 最初、駅での撮影シーンはほんの少しだろうと思っていたのですが、ドラマの中で5回も登場し、時間にして延5分程度映りそうです。
 撮影で使われるのは、1階談話室、待合室とその入口、そしてホームです。
 萬田さんには着替えなどのために控え室が必要だということで、僕の作ったログハウスを使ってもらうことになりました。

 ロケは前日の5日、午後9時半から午前0時まで、美術スタッフが1階の談話室を撮影用に飾り付けることから始まりました。
 美術さんの気合いの入り方はさすがで、1階の談話室がこぎれいに片づけられ、非常に感じのいい喫茶室に生まれ変わり、プロの技を見ることが出来て大変勉強になりました。
 俳優さんにも気を使ってるようで、掃除もこれでもかというくらい綺麗にするもので、僕も萬田さんの控え室になるログハウスを掃除し、翌日は6時過ぎに起きて、ストーブに火を入れてお客さんの食事も済ませ、準備万端でみなさんを待ちました。

 6日は駅を舞台にしたシーンの撮影が朝7時から夕方5時まで行われました。
 当日は快晴で暖かく、雪がかなり融けてしまい、地面が出たところには雪を運んで隠すという程の陽気でした。
 9時半頃、萬田久子さんと中西良太さんがいらっしゃり、早速撮影開始。
 初めてのロケ風景をわくわくしながら見ていると、平田満さんも到着。

 ここで思いも掛けないことが起こりました。
 ディレクタが、お世話になった御礼にと僕にエキストラとして出演を演出してくれたのです。
 平田さんとの絡みで、しかも気を利かせて台本にはない台詞までつけてくれました。なんてうれしい。( ; _ ; )
 喜んでお引き受けして、撮影開始。
 いただいた役は萬田さんの知り合いでペンションのバスの運転手。
 場面は、萬田さんの住む比羅夫に平田さんが初めて汽車でやってきて、ペンションに向かうスキー客と一緒に降りてくる。
 萬田さんに迎えられた平田さんは、中で待つように言われ入ってくる。
 僕は郵便配達員と一緒に薪ストーブにあたっているが、お客さんが下りてきたのでジャンバーを着ながら出かけようとする。
 そこに入ってきた平田さんをペンションの客と間違え、一声掛ける。平田さんは少し困った顔をする。
 台詞は「もうすぐバス出しますんで!」
 ただ場面の状況から「あっ、今バス出しますんで!」の方がいいと思い変えてもらいました。
 ドライリハ、カメラリハと進み、オンスルーといういわゆる通しが終了したところで、ディレクタからチェックが入りました。
 普通にしてくれればいいと言われていたので、関西弁でしゃべっていたところ、出来るだけでいいから標準語に近づけてくれと指摘されたのです。
 北海道は関西人がたくさん住んでるから、別にいいやんと思ったのですが、後で考えたらそんなことドラマの中ではなんの関係もないし、急に関西弁が聞こえるのも変ですもんね。
 出来るだけ標準語でしゃべってみたんですが、まだ少し関西なまりでした。
 吹き替えられるか、カットされなければいいんですが・・・。

 駅の外での撮影は午前中に終了。
 初めてロケ弁なるものを平田さん、中西さん、スタッフのみなさんと一緒にいただいて、午後の駅舎内での撮影も終了。
 美術スタッフのみなさんからセット用の小道具をたくさんいただき、1階の談話室は少しオシャレになりました。

 8日は天気の変化が激しく、朝からの予定が10時半スタートとなりました。
 この日は杉田かおるさんもいらっしゃり、おもにカーチェイスのシーンの撮影でした。
 スタッフの手際が少し悪かったこともあって、俳優さんの待ち時間が長く、平田さんなんかは夕方まで待ちだったため、おかげでゆっくり話すことが出来ました。

 こうして撮影は無事、予定通り4時半に終了。
 中西さんと杉田さんはこの日でUP。東京に帰られ、他のみなさんは次の撮影地、函館に向かわれました。

 さて、俳優さん達の印象ですが、最初芸能人って一般人とはなかなか話してくれないんだろうなって思ってたんですが、平田さんはお顔そのまんまのとってもいい方で、「コーヒー飲まれますか?」って聞くと「あっ、もし入れていただければいただきます。」って、一流俳優さんという肩書きからは考えられないような腰の低い方でした。
 年配のスタッフの方の話では、平田さんは若い時食えないこともあって苦労してるし、中西さんも脇役ばかりなので、おごったところがないんだとおっしゃってました。

 萬田さんはちょっと近寄りがたい雰囲気はあったんですが、話し出すと普通のおばさんに変身し、僕としゃべる時だけ「〜してたん」と出身地の大阪弁に戻ります。
 すごく細くってお綺麗で、いかにも女優さんって方でした。

 中西さんは外見通りダンディーな方です。
 ただ、見た目からは想像出来ない程のアウトドア好きで、うちの丸太風呂や薪ストーブやログハウスを大変気に入ってくれ、ネパールへトレッキングにも行ったそうで、とても話が合いました。

 一番意外だったのは杉田かおるさんです。
 「さんま御殿」などで気のきついイメージがあったのですが、実際はとても大人しく、周りに気配り出来る、笑顔の素敵ないい方でした。
 だとしたら、テレビで見る杉田さんは作られたキャラなんですね。
 しかし現実とのギャップには驚きました。女優さんの演技力って僕の想像をはるかに超えたものがあるんでしょうね。
 当日はナチュラルメイクで、お年よりはるかに若く見えるとってもかわいい方でしたよ。

 今回は僕の一生の宝になりそうな、大変貴重な経験が出来ました。
 スタッフの方もいい方が多く、久しぶりに心から楽しませてもらいました。
 サインも写真もしっかりいただきましたよ!
 (写真は著作権の関係上、HPではお見せ出来なくなりました。)

 放送日は、雪の中での撮影というのを考慮して、秋以降になるとのことです。お楽しみに!

ロケで小道具として使用した切符プレゼント

切符 TBS系、月曜ドラマスペシャル「終着駅」(HBC制作)のロケで小道具として使用した切符(写真)を、宿泊いただいた方全員に差し上げます。
 レプリカですので当然使用は出来ませんが、まるで本物そっくりに作られております。
 ただあまりに本物そっくりのため、宿泊日の日付と済印を押してお渡しします。
 小樽、余市、倶知安、ニセコから比羅夫までの4種類があります。
 1泊につき1人1枚差し上げます
ので、ご希望の方はスタッフにお申し出下さい。
 無くなり次第終了いたします。

 3月31日 有珠山噴火

比羅夫駅を通過した北斗星 比羅夫駅を通過した北斗星

 有珠山が噴火しました。
 こちらは直線距離35kmに位置しており、30日は10分から1時間おきに震度1くらいの地震が起こり、1日朝3時頃には目が覚めるくらいの揺れを記録しました。ですが、地震速報で報道される震度4のものがこちらでは1くらいまで小さくなるので、幸い被害はありませんでした。
 1日は、僕が起きるくらいだからかなり揺れたんでしょうが、手作りログハウスはなんとか無事でした。影響といえば玄関ドアが、振動のせいで閉まりやすくなったことくらいです。(^_^;)

 JRも室蘭本線が長万部−東室蘭間で不通となり、トワイライトエクスプレスや北斗星、北斗などの特急がこちらを迂回しており、比羅夫は通過列車が通り少しにぎやかになりました。
 そのおかげで4月から走る予定だったSL・C11は、ダイヤが組めず中止となってしまいました。この迂回運転は6月7日まで続きました。

 これからの復旧には被災者の頑張りが必要になります。
 個人的には、火山という観光資源を存分に生かし、マイナスをプラスへと転換
する発想で、噴火前より活気ある街になるよう期待しています。

北斗星 カシオペア


 4月26日 メルマガ「ひらふの駅から」創刊

 これまで「お世話になってるみなさまへ」で連絡してきたメールを、メールマガジン「ひらふの駅から」として配信することになりました。
 メールマガジンとは、「駅の宿ひらふ」のホームページからメールアドレスを登録していただいた方に、宿およびJR比羅夫駅の情報(テレビ取材・施設改装など)をお知らせしていこうというものです。
 これには、宿をやっていく上で思うこと、感じたことを書いています。また、羊蹄の名水ですくすく育った名産「男爵ジャガイモ」などのプレゼント企画も、ときどきやってます。
 登録はこちらから。
 登録欄に、メールアドレスを記入して、登録ボタンを押してください。
 解除はいつでもできますので、お気軽に御利用ください。

 4月 丸太風呂にシャワーがつきました

 丸太風呂にシャワーを設置しました。
 トイレの手洗い横の壁にボイラーをつけ、そこから配管を風呂場まで伸ばし、風呂場内には混合栓シャワーと風呂桶への給湯栓を取り付けました。
 以前から、体を洗う時に風呂の湯を使いすぎてぬるくなったり、女性客を中心に上り湯がほしいと言われていたので、これでより快適に丸太風呂を楽しんでもらえるようになりました。
 じゃあ、もう石炭ボイラーは使わないのか?
 石炭風呂がお好きだった方、御安心下さい。引き続き保温用として使いますので。


シャワーボイラー

 5月 妹の子供たちが遊びに来ました

康平・泰成 5月18〜22日、妹2人とその子供たち2人が北海道に遊びに来ました。
 最初はルスツの遊園地へ行こうと思っていたのですが、子供達の様子を見てい ると自然の中で遊ぶほうが楽しんでくれそうなので、近くのアスレチック施設へ行きました。妹の子供達は遊園地でアトラクションに遊ばれるよりは、アスレチック器具で 自分から体を動かして遊ぶほうがやはり楽しそうでした。 朝里川と登別温泉にも行き、とても楽しく過ごせました。
 みんな北海道が気に入ったらしく、今年3月にもやって来る予定です。

思いやりのある康たろうとやんちゃな泰ゾウです(京都の自宅にて)

 6月 丸太シーソー完成

家族連れのお客さんに楽しんでもらうために、丸太でシーソーを作りました。

シーソー

 7月 ログコテージ改装

ロフトに窓を取り付けました。壁も新しくなり、かなり見栄えも良くなりました。
ロフトは明るく、風通しも良くなり、快適に過ごせる様になりました。

のるて改装 ロフト改装

 7月末 新築ログハウスのトイレで起こった怪現象

、朝方激しい雨が降りました。この時期は連日晴れ間は見えず、梅雨のような天気が続いていたのです。ロフトで寝ていると、下で「パキパキッ」という音が聞こえてくるのです。しばらく気にもとめずにいたのですが、いつまで経っても鳴り止まないのです。さすがに気になり、階段を下りて音のするトイレの扉を開けると、なんと・・・便器が床から30cmほど浮き上がっているではないですか!
 大雨による地面の液状化で、汲み取ったばかりの便槽が軽さのため浮き上がって来たのです。音の原因は、床板が便器と共にめくれ上がり、一部割れてしまっていたのです。浮いてくるとは聞いていたので、便槽の半分はコンクリートを流しこみ重石にしておいたのですが、これでも足りなかったようです。
 ショックは大きかったのですが、気を取り直し修理を試みると、便槽と便器をジョイントしていたパイプをはずすと幸いにも高さが合いました。とりあえず、使えるようにはなったのですが、浮いた便槽を埋め戻すまではいたりませんでした。
 自分では完璧に仕上たと思っていたログハウス。初めての素人仕事ではなかなかそうもいかないようです。多少のメンテも楽しめるくらい余裕を持ちたいものですね。

 9月1日 比羅夫駅に泥棒あらわる

 9月1日、午前7時半。お客さんの朝食を作ろうとログハウスを出ると、1台の錆びかけた自転車が駅前に停まっていました。待合室を通りかかると、黒っぽいトレーナーにスニーカー、えんじのリュックを背負い野球帽をかぶった一人の男がジュースの冷蔵庫の横でこちらに背を向けて立っていました。
 この冷蔵庫は、ジュースやビールなどを入れてお客さんに販売し、料金は隣においてある料金箱に入れてもらっていたのです。まあ、時々1円玉が入っていたり、お金を入れずに持っていく奴もいるかもしれませんが、比羅夫という土地柄もあり、ここに来る人にそうそう悪い人はいないだろうという気持ちから無人販売をしていたのです。

 ちょっと怪しげなその男をよく見ると、なんと手に小銭をたくさん持っているではありませんか。さらに冷蔵庫を置いていたテーブルの上には、固定してあった料金箱が壊され倒れています。
 このテーブルと料金箱は、僕が丸太を加工して作ったちょっと自慢の作品でもありました。金を取られたことより、料金箱を壊されたことにショックを受けた僕は、その男に「何してんすか!」と、とりあえず冷静に聞いて見ました。するとそいつは「壊れてたよ。」ととぼけたことをぬかしました。「そんなもん壊れ
てるわけないでしょ。」相手が反撃してきた時の事を考え、落ち着かせるように答えた後、「とりあえず中に入って。」と男を駅舎の中に入れました。

 「警察に来てもらうから。」と言ってダイヤルを回すと、そいつは「頼むから警察だけは勘弁してください。」と泣きを入れてきました。電話をいったん切り、なぜこんなことをしたのか聞いてみることにしました。するとそいつは「3日間何も食べてなかったもんで…。」と言われたのですが、料金箱を壊されたことが
どうにも許せなかった僕は、「あんたを殴りとうてしゃあないから、今話すんのは無理やさかい、とりあえず第三者に入ってもらいますわ。知り合いのおまわりさんがいるから来てもらうけど、訴えるかどうかはあんたの態度次第やから。」と言って派出所に連絡しました。
 お客さんの朝食を作らないといけないので支度を始めたのですが、そいつがいつ反撃してくるか解らないので、チラチラ様子を見ながら警戒して用意を続けました。包丁は自分の目の届く所にいつも置いていました。

 15分ほどしてパトカーが到着しました。警官が1人だけ降りてきて、男に事情を聞き始めました。するとなんと、そいつは前科3犯、現在札幌南署から指名手配のかかっている犯人だったのです。

 いやー、ここはホントいろいろ楽しい事が…有り過ぎますねえ。(^_^;)

 事件発生から15分ほどしてパトカーが到着しました。警官が1人だけ降りてきて、男に事情を聞き始めました。するとそいつは実家が虻田町にあり、過去に3回警察の厄介になっていると言うのです。さっき出来心でやったような顔して「警察だけは勘弁してください。」なんて言いながら、実は常習犯やんけとあきれてしまいました。
 犯人からの事情聴取の途中で、もう一台パトカーが止まり、知り合いのおまわりさんが降りてきて、今度は僕からの事情聴取が始まりました。お客さんには朝食を少し待ってもらい、状況を詳しく説明していると、前号でHPを紹介した三上さん(連泊記録を44に更新)が起きてきて、2日前に犯人を駅で見かけたというのです。最初、その時下見をしていたのかと思ったのですが、南谷任三郎としてはどうも納得できない点が1つあるのです。みなさん解りますか・・・。なぜ朝犯行に及んだのかという点です。やるなら夜でしょう。早朝ならまだしも、7時半なら見つかる危険性が大きすぎます。実は犯人が後になって話したことなのですが、その日奴は5号線のバス停の待合室で寝ていたらしいのです。ところが空腹で寝付けず、駅に雑誌が置いてあるのを思い出し、気晴らしに読みに来たところ、料金箱の隙間から小銭が見えたので犯行に及んだそうです。まあ、どこまで信用していいものかわかりませんが、これなら納得がいきます。

 とりあえず事情聴取は終わり、調書を取りに警察署まで行ったのですが、「太陽にほえろ」の刑事部屋みたいなところに入っていくと、上司らしきおじさんが電話で話しています。「さっきコソ泥捕まえたんだけどさあ、そしたら指名手配の犯人なんだわ。」唖然としました。「そいつってあいつのことですか?」って感じでした。ただ指名手配されてる内容がまたショボイ。札幌で仕事先の車を無断で持ち逃げし、カードでガソリンを入れ続けてるので、警察に届けられたそうです。しかも現在弁当持ち(執行猶予中)。どうしようもない奴だと警官も言ってました。
 それから調書が始まったのですが、これが長い。事情聴取の時に聞いたことを確認しながら記入していくのですが、出来あがるまで待ってないといけないんです。9時半から11時半まで2時間かかりました。暇なので雑誌を持ってこさせ、「コーヒーくらい出せよ。」と思いながら暇をつぶしてました。

 これから犯人は執行猶予中の刑と今回の2件の罪で、2〜3年は刑務所暮らしだそうです。でも2年後くらいに出所してきたら、逆恨みされてるかもしれないので、気を付けないといけませんね。気の弱そうな奴だったので逆に怖いです。


 9月25日 旅番組に出演

小野・橋本 9月25日・午後7:56〜9:54、テレビ東京系「列島縦断 こだわりの駅弁旅」で比羅夫駅が登場しました。
 ロケは12日(火)に行われました。
 レポーターとして「踊る!大捜査線」の上司役でおなじみの小野武彦さんとガダルカナル・タカさんの奥様、橋本志穂さんがいらっしゃいました。
 比羅夫が登場した時間は、8時過ぎから3分程でした。

 タレントさんもスタッフも泊まらないのに、宿泊したかのように撮影していったのですが、やはりわざとらしかったのかカットされてました。
 全体的には非常にうまく編集されていたと思います。特に小野さんがお風呂に入るシーンなんかは、ユーモアを交えた構成になっており、見ている人はいい印象を持ってくれたことだろうと思います。あのシーンの演出は小野さん自身が考えられたものです。
 ただ駅弁がメインの番組なのに肝心のバーベキューシーンがほんの少しだったのは残念でした。

 この番組は芸能人がたくさん出ていたせいか、その後の反応は結構あったのですが、北海道の方は宿の形式を知らずに来てこちらが嫌な思いをすることがよくあるので、きちんと説明すると予約にはつながらない事がほとんどでした。来年の本州からのお客さんを期待することにします。


 10月 北海道鉄道120年記念植樹

今年各地で行われているJR北海道の記念事業のひとつとして、10月9日、比羅夫駅に100人以上の人が集まり桜の木が150本植えられました。3年後くらいに花が咲く予定だそうです。

植樹1植樹2
 支柱としての添木に桜の苗木がくくりつけられています。


 10月 SL〈C11〉ニセコ号(小樽−ニセコ間)運行記念プレゼント

C11重連 10月12日、重連で走るC11

プレート SLニセコ号が運行される前日にお泊まりいただいた方の中から毎日抽選で1名に、3月11日にニセコライナーと名称変更になったマリンライナー(札幌−小樽間快速)のネームプレート(写真)をプレゼントする企画をしました。
 おかげさまでたいへん好評を持ちまして終了いたしました。
 今後も面白いものが手に入りましたら、どんどん企画していきますのでお楽しみに!

 10月 湧き水がなくなってしまう

水道工事 これまで宿の水は羊蹄山の湧き水を使用してきました。そのおかげで飲んでも美味しく、肌に柔らかいお風呂も楽しめました。
 実はこの水は国道5号線の脇で湧いており、国鉄が80年前に鋳物の管を埋設して2km先の駅まで水を供給したものが、未だに使える状態で残っているのです。
 ところが精算事業団が国鉄の余剰地を売りに出したため、現在この管が他人の土地の下を通っている状況となり、昨年、町水道がこの周辺まで施設されたので、湧き水を使っているのはうちの宿だけになりました。そこでJRは当宿に町水道に切り替えるよう打診して来ました。

 町水道の施設費用は、JRとの契約では当宿が全額負担することになっています。しかしJRに支払う家賃は構内営業料として支払っているので、水がなくなれば営業できなくなるし、大家としては水道の設置は当然の義務ではないかと訴えました。また、JRのお客さんがトイレを使用しに来た時には貸しているので、せめて費用の半額くらいは負担して欲しいとお願いしたのですが、無人駅には予算を当てることは出来ないと言われ、あっさり断られました。

 では、待合室及び駅周辺の清掃、ゴミ処理、駅利用者へのトイレの提供は全て当宿でやっているので、決して安くはない工事費用を全てこちらで負担しなければならないなら、せめて管理費用くらいはお支払い下さいと交渉してみました。すると …。
 日本を代表する大企業の理解しきれない考え方と交渉過程は  メルマガ「ひらふの駅から」バックナンバーの No.5(2000/09/07)・比羅夫地区水事情 と No.6(2000/11/01)・JR北海道の対応編 をご覧下さい。



  10月12日 ひさびさやってしまった薪割り中の大失敗

 9月後半からこの冬用の薪の切り出しをはじめました。今年はJR120周年記念事業として比羅夫駅周辺に150本の桜の木の植樹があったので、そのため伐採した木がもらえました。今年も薪代は無料です。しかし・・・。ここから先はホラーが苦手な人は読まないで下さい。

 去る10月12日、ほぼ薪の準備が整いかけた頃、悲劇は訪れました。時々うまく真っ二つに割れない木があり、手で裂こうとするのですが、それでも割れない時はもう一度裂け目目掛けて斧を振り下ろします。ところがこの時は何をボケていたのか、振り下ろした先に左手人差し指がありました。第一間接に斜めに入り骨の近くで止まりました。ズガッという衝撃があったので、一瞬指取れたかなと思ってしまいました。急いでバンドエイドで止血し、「やっぱりこれは医者に見といてもうたほうがええやろなあ。」と思い、病院に電話すると運良く整形外科の先生が空いてるのですぐ来てくださいとのこと。

 車を運転して病院まで行くと早速10針縫われました。医者の治療は大げさだと思っているので、「骨には異常ないのは解ってるので、傷口だけ直してくれればいい。」と言ったのですがレントゲンまで取られました。
 まあ、これは傷の状態を見るのに必要なことかと思うのですが、抜糸まで2〜3週間かかるのでそれまで安静にし、2〜3日に1回来るように言われました。でも、そんなことをしてたら冬の準備が終わる前に雪が振ってしまうと思い、次の日から早速薪割り。ちょっと指がうずきました。
 それからは通院しても消毒しかしないのはわかってるので、自分で消毒して、傷の様子を見ながらそろそろかなと12日後に行ったら、抜糸してくれました。この時回復状態に問題ないと判断が出れば、抜糸は自分でやろうと思ってたのですが、タイミングが良かったようです。

 傷の状況からすると回復がかなり早いので、まだまだ若いなと自信を深めました。しかし、夕食の焼きおにぎりは握れないし、お客さんに迷惑をかけるので、今後は十分注意しないといけないと反省もした次第です。


 10月 また猫がやってきた

 9月頃から猫が駅の周辺に住みつきました。お客さんの残り物をやったり、家出した「トラえもん」がいつ帰って来てもいいようにと取っておいた餌をやったりしているうちに少しづつ慣れてきて、昨日初めて抱っこしました。出会ったその日から抱っこされてた「トラ」とは全然違うシャイな奴です。体もまったく同じトラ柄なので、「トラU(ツー)」と呼んでます。
 「トラえもん」のついて興味のある方は、当HP「99年の出来事」をご覧下さい。

 でも、11月6日から22日まで四国をレンタカーで旅して京都にも帰るので、その間あいつはどうするのでしょうか。そろそろ野宿も寒いやろうに・・・。

 旅に出る前にやってきた「トラえもんU」は、やはり帰ってきたらいなくなってました。近所の人に聞くとしばらく見かけたようなのですが、餌がないとどうしようもないですからねえ。さて今度はどんな奴が来るのやら・・・。


 11月 四国旅行−やっぱり山は最高

 先月6日から22日まで四国を旅して、その後京都にも帰郷してきました。
 今回、行きは札幌−広島便を予約しました。JASのマイレージでマイルが貯まり、最長区間が広島までだったので、どうせならとこの便にしたのです。

 天気が良く、ツキにも恵まれ最高の旅が出来ました。
 相変わらず長くなってますが、テンポよく書いたつもりですので時間がありましたら流し読みでもしていただければ嬉しく思います。

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  6日・広島へ出発
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 5日に泊まったお客さんに見送られて(いつもと逆はなんか気持ち悪い)JRで出発し、親父にカメラを貸したら壊れて戻ってきたので、途中札幌に寄りカメラを購入して空港へ向かう。
 広島には18:25着。この広島空港も市内から結構遠い。旅館には夜8時に到着。予約はインターネットで探し何件か問合せたら、ここだけこの時間でも食事を用意してくれるというので決定した。別に外で食べればいいのだが、どんな食事が出てくるのかも宿を経営している僕にとっては大事な勉強。しかもここは次の日の午前中、市内観光のため自転車も貸してくれるという。こういう心遣いは旅人にとってほんとに有り難い。またひとつ勉強させてもらった。

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  7日・広島から松山へ
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 広島を観光しお好み焼きを食べた後、フェリーで松山に入る。広島は13年ぶりだったけど、松山も12年ぶりになる。当時は自転車だったが、今はレンタカーになった。この日の宿は道後温泉。民宿ではなくちょっとしたホテル。宿のおばちゃん、よく話しかけてはくれるが、形だけ取り繕ってるだけの対応。よかったのは食事だけ。まあ観光地はこんなもんかな。

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  8日・予定は臨機応変に
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 市内観光もそこそこに予約していたレンタカーを借り、早速石鎚山へ向かう。最初大洲を通って足摺岬へ行こうと思っていたが、天気がいいのでルート変更。予定とは逆に回ることにする。
 ここで思ってもみない幸運が訪れる。僕の旅は予定を立てずに天気と気分で動くので、車中泊が多くなる。新規格で幅広くなってからリヤシートでも寝られる余裕が出てきたので、最近はいつもジャパレンで1日¥3900の軽自動車を貸りている。ただ、皆さんのご想像通りやはり足を折り曲げて寝るのは疲れる。3日に1回くらいは宿に泊まろうと思っていたのだが、今回1ランク上のダイハツ・ムーブを貸してくれた。これはシートがほぼフルフラットにできるタイプである。これが今回大活躍することになった。
 車中泊の定番といえば道の駅。トイレ、水道、電気があれば完璧な車でのキャンプサイトとなる。ところがこの日、このアイテムの揃う場所を見つけるまでに1時間以上かかってしまった。四国の奥深さを早速思い知らされた。もうひとつのキャンプの基本は9時就寝、5時起床。暗くなったら寝むり、明るくなったら起きる。面河山岳博物館駐車場泊。走行距離85km。

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  9日・いよいよ登山
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 面河渓で紅葉狩り。ちょうど見頃。
 土小屋まで行き、石鎚登山。天気はやや雲があるが一部で雲海となり、これもまた良し。神社から天狗岳まではガレ場で結構危険。驚いたのは途中鎖場なるものが3ヶ所もある。想像してみてください。命綱無しのロッククライミング、横に鎖がぶら下ってるだけ。今は迂回コースがあるからいいけど、昔はみんなこれを登ってたんやろなあと感心してたら、上のほうに人影が・・・。元気な奴もいるもんやなあ。俺にはまだ剣山と四万十川が待ってるので迂回、迂回。下山後、剣へ向かおうと思ったら、天気予報は雨。予定変更で高知へ下りることにする。となれば、今日はもう少し走ろうと夕日の瓶ヶ森林道を行くと石鎚山系をシルエットに夕日が沈んでいった。一人で見ているのがもったいないくらい美しい風景。今回のベストショットが撮れました。本川町・道の駅木の香泊。走行距離60km。

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  10日・唯一の雨天
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 夜から降り出した雨が高知に着くまで降っていたが、市内観光の時はほぼ止んでくれた。結局今回、傘をさしたのはここだけ。こんなに天気に恵まれた旅は記憶にない。桂浜から室戸岬に向かう。相変わらず都会の観光はそこそこ。思い出にはなるが面白くはない。道の駅キラメッセ室戸泊。走行距離178km。

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  11日・不幸続きの日・・・ところが!
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 室戸岬散策中、岩場で撮影ポイントを探している時、波打ち際の石で足を滑らせ転倒。下半身ビショビショで、「着替えなあかん、邪魔くさ!」と思って右手を見てビックリ。カメラを持っていた。慌ててケースから出し、水を拭いたが時すでに遅し。電源を入れると変な動きを繰り返すばかりなり。回路に水が入ったようである。終わった。わずか50枚で一生を終えてしまった。そんなことよりこれから写真はどうしよう。安いカメラでも買うしかないか。
 とりあえず近くの町のホームセンターに行ってみたが、町が小さすぎてカメラは置いていない。ダメもとで写真屋さんを訪ねると、なんと偶然にもキャノン・オートボーイの中古が15000円で置いてあった。これなら山の写真もそこそこきれいに撮れるだろうし、セルフタイマーも使える。自分の幸運に感謝したが、ここのおじさんがまたいい人で10000円に値切ったらあっさりまけてくれた。しかもカメラが壊れて困っているだろうと、フィルムまで付けてくれた。出来れば36枚撮りがいいなんて言ったら、24枚撮りを交換してくれた。う〜ん、田舎巡りはこれやから辞められませんねえ。おじさん、遠慮のない関西人でごめんなさい。
 実はさらにこの後、北海道に戻ってからカメラ店に行き、何食わぬ顔で急に動かなくなったと言って1年保証で無料修理を依頼すると、買ったばかりなのでと新品に交換してくれました。・・・内緒にしといてくださいね。(^^ゞ

 今日この後の予定は剣登山。3時には登山口まで行けそうだと、日本名瀑百選に選ばれている轟九十九滝というものを見に寄り道したが、これが大失敗。百選に選ばれるくらいだからさぞかし立派な滝なんだろうと思ったが、「こんなん他になんぼでもあるで」レベルの滝で寄り道した価値まったく無し。しかも途中で道を間違えタイムロス。明日は天気が悪くなる予報なので今日のうちに剣に登ろうと少しあせったのが運の尽き。普通では考えられないような道の間違い方をしてなんと1時間のタイムロス。さらにこの後、予想が大外れ。余裕で着けると思
っていた剣山への道は、車2台すれ違うのがやっとの四国名物「譲り合い道路」。登山口のある見の越についた時にはすでに6時になっていた。しかも夕方からの霧で辺りは視界が20mほどしかない。景色が期待できないなら、明日の登山は中止だけどここまで来たら登りたい。でも少しづつ霧が切れてきた。わずかな期待を胸に床に着く。見の越駐車場泊。走行距離280km。

 ―――――――――――――
  12日・ツキは僕の見方
 ―――――――――――――
 朝5時頃目覚めると、なんと山の稜線が見えた。よし、これは夜明けとともに登った方が良さそうだ。早速行動開始。6時過ぎ出発。天気良好。8時前頂上到着。風がきつい。次郎笈の方から雲が押し寄せているが、山を覆うほどではない。景色はまずまず上等である。12年前、3月に登った時は山頂で雪に降られ、下山したものの30cm積もった雪道を自転車で下って町までたどり着いた思い出がある。あの時見そこなった景色が今ここにある。夢がかなったよ。少々の風なんか寒いとも思わない。気分は最高。考えてみたら昨日寄り道もせず、道も間違
えず来ていたら、夕方からの霧で何も見えなかったかもしれない。今回の旅はつくづく運がいいようだ。
 下山後、昨夜知り合った丸山さん経営のレストハウス「霧の峰」で祖谷そばをいただくと、おでんと焼きいもまでご馳走にしてくれた。丸山さんとは田舎での店の経営などについて話し合うことができ、いい勉強をさせてもらった。四国には縁のようなものを感じる。ここは宿もやっているので、剣山へ登る時はぜひ利用してください。TEL(0883)67−5211

 剣山を後にして、ふと山頂を見るとすでに雲がかかっていた。かずら橋まで行くと日曜日だったため、駐車場は満車。人が多いのはイヤ。前に見たことあるのでパスし、祖谷渓や大歩危小歩危を見て、温泉に入った後、今日の宿泊地を探す。池川町公園泊。走行距離170km。

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  13日・絶景かな絶景かな
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 四国カルストまで上がる。ここは12年前、ベストポイントを目前にして病気でダウン。強制送還を余儀なくされた場所。姫鶴平は快晴。山並みが延々続く景色にしばし見とれる。そこから五段高原、天狗高原と続く道はまさに圧巻。北には先日登った石鎚と瓶が森が見える。いい景色を求め歩き回り見惚れてしまい、気がついたら3時間半が経過していた。それでも去り難かったが、この後は四万十川が待っている。後ろ髪を引かれながら、今度は四万十川源流地点に到着。県道から外れしばらくがたがたのダート道を走り、さらに登山道を20分登るとようやくたどり着く。志有る者にしか味わえないこの水はホントにうまかった。四国は名水百選が実に多かったが、この原水と剣山の御神水が一番おいしかった。 四万十川を源流から川沿いに下り、大正へ。道の駅四万十大正泊。走行距離165km。

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  14日・休息日
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 日程に余裕が出来たので今日は足摺岬の温泉ホテル「足摺園」に泊まることにする。中村を経由して昼前に到着。岬を観光した後、チェックイン時間より少し早く部屋に入れてもらえた。屋上の露天風呂と豪華な皿鉢料理を食べて大満足。家族的なもてなしも好感が持て、いい休養となった。結局、レンタカーを8日間借りて宿に泊まったのはここ1泊だけ。フラットシートの恩恵をフル活用させてもらった。ホテル足摺園泊。走行距離103km。

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  15日・海には縁なし
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 昨日から天気がいまいち。雨こそ降らないが一面雲がかかっている。12年前に見た四国太平洋側の日本一青い海が見られないのは非常に残念だ。竜串、出井甌穴と水の流れが作り出した芸術を見て、滑床渓谷まで走る。滑床渓谷駐車場泊。走行距離177km。

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  16日・最後まで完璧
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 松山までもうすぐなので、宇和、冨士山(フジサンではなくトミスヤマ)がある大洲、古い町並みが残る内子の観光で時間を潰し、5時頃無事松山到着。駅で土産を買い、21:30発神戸行きのフェリーで京都に向かう。この船は途中、23時に来島海峡大橋、1時に瀬戸大橋、4時に明石海峡大橋の下をくぐる。他のお客さんもいるので目覚ましをセットするわけにもいかないし、瀬戸大橋だけは無理だろうと思っていたら1時前に偶然目が覚め、3つの橋全て下をくぐる瞬間を見ることが出来た。最後までツキに恵まれた旅であった。関西汽船中泊。走行距離130km。


石鎚山剣山
四国カルスト
〈左上)瓶ヶ森より夕日の落ちる石鎚山を望む
(右上)剣山山頂にて
(左下)四国カルスト・天狗高原から瓶ヶ森と石鎚山を望む