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歳時記・DIARY

2001年の出来事

 1月14日 連日の水道凍結、その結末は・・・ 

 こちら北海道はこの年、例年にない寒さで、札幌では真冬日(1日を通して気温が氷点下の日)が2週間以上続いたり、不凍湖として知られる支笏湖の90%以上が氷に閉ざされるなど、いつもは見られない光景がそこかしこで出現していました。
 そして、14日前後は毎日厳しい冷え込みが続き、翌朝羊蹄山を超えて反対側の喜茂別で−30.4℃を記録していました。
 そんな時、朝起きてくるといつものように駅舎の水道が凍結していました。今までは湧き水を利用していたので、凍結しそうな日は出しっぱなしにしていたのですが、昨年末から町水道を引いたので水道管に熱線を巻いて対策を施していました。当然、この熱線というのは、凍結を防止するために巻くものなのですが、私は「ずっと電気を入れっぱなしでは電気代がもったいない。凍ってしまってから解かせばいいやないか。」と考えました。ところが凍結して体積が増えたときの水の威力というのは想像以上のものがありました。

 凍結させること4日ほど、なんとあの硬い水道管に亀裂を作っていたのです。そうとも知らない僕は熱線のコンセントを差込み、解けるまでメールチェックでもしてこようとスタッフルームで1時間ほど過ごして戻ってくると、中でシャーっていう嫌〜な音がしていました。ドアを開けると腰が抜けるほど驚きました。亀裂の入った管から天井に向かって水が噴き出し、あたり一面水浸し。床は2cmほど水がたまり、池のようになっていました。

 しばらく何もやる気が起こらず、茫然とその状態を眺めていましたが、片付けなしゃあないと開き直り、水を吸い取り、薪ストーブをガンガン炊いて、塗れた物を干し、このついでに周りの整理もして、一番大変だった水道管の修理もして、全て終えたときは2日が経過していました。全く意味のない2日でしたが、メルマガの話題の少ない時期なので、1つネタが出来たことでヨシとしましょう。

 水道は絶対凍結させてはいけないという北国では常識的なことが身にしみて勉強できた2日間でした。(-。-)


 2月26日 月曜ドラマスペシャル「終着駅」放送

 当駅がロケ地として使われた月曜ドラマスペシャル「終着駅」がTBS系で全国放送されました。ロケは昨年3月6日と8日に行われましたので、1年越しのお目見えとなりました。
 裏で「HERO」「スマスマ」が放送されたので、苦戦するかなと思ったのですが、まずまずの視聴率だったようです。

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● 月曜ドラマスペシャル「終着駅」裏話
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 犯人当てクイズ結果発表
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 解答の内訳は以下の通りでした。
 佐々木恵〈杉田かおるさん〉:6人
 川田厚志〈手術ミスをした医者〉:2人
 野本建造(外科部長):2人
 庄司春男〈中西良太さん〉:2人

 ご覧いただいた通り、犯人は庄司春男でした。
 12人の方から解答をいただき、正解者は2人だけでした。結構難しかったようですね。正解者=当選者というおいしい結果になりました。
 正解者には「駅の宿ひらふ1泊2食付無料宿泊券」と羊蹄山の湧き水ですくすく育った「無農薬男爵ジャガイモ5kg」をプレゼントいたしました。

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 食事シーンのキーワード
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 まず、前回No.9の最後に書いた高津耕平(平田満さん)が食事をするシーンに隠されたキーワード、解かりましたか。平田さんは左手でお箸を持っていたのです。これは佐々木恵〈杉田かおるさん〉を殴った犯人は右利きなので、高津耕平が犯人ではないという証拠の1つとなりました。
 実は撮影当日、みんなでロケ弁を食べていたところ、僕は平田さんのお箸の使い方が少しぎこちないのに気付き、「平田さん、左利きなんですか?」と聞くと「練習です。」って答えが帰ってきました。その時、とても感心したことを憶えています。右利きの平田さんはドラマの役が決まってからずっと、左手で食べる練習をしていたんです。ドラマはこんな細かいことにも配慮して作られています。
 
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 俳優さんの演技力
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 俳優さん達の演技力には今回改めて感心させられました。

 まず、平田さん。普段話している時はやさしくて人のいい感じの方なのに、カメラが回るとちょっと暗い印象を受けました。それが放送を見て納得できたんですが、役作りが一瞬にして出来るんですね。
 中西さんも前半のやさしそうな顔が、後半は見事に犯人の顔に変わってましたしね。

 今回、一番うまいなと思ったのは萬田さんでした。私は事前に台本を読んでいたこともあって、ここはこんな風に演じるんだろうなと想像しており、放送を見てそれよりもうまい演技をされると感心していました。ところがひとつだけ、どう思い描いてもクサくなってしまうシーンがあったんです。それはラストの、提出しなかった離婚届を破るシーンでした。脚本では次のように書かれてます。

令子「あの時承知して、ハンコは押したけど役所には出さなかった」
耕平「―――」
令子「怒る?」
耕平「―――!」
  ― 首を横に振る。
  令子、紙をビリビリ破る。
令子「こんなもんこんなもん!」

 この「こんなもんこんなもん!」があまりにもクサい台詞に思えてならなかったのです。萬田さんがどんな風に演じるか注目して見ていました。すると萬田さんは一度ゆっくり半分に破いて、それからご主人が自分のもとに帰ってきたことがホントに嬉しそうに、「こんなもん、こんなも・・、こんな・・・!」ってかわいく、少しづつ小さな声で実に見事に演じられました。これには感心しきりでした。

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 ドラマに偶然登場した人
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 ドラマの中には、比羅夫駅に汽車が止まるシーンが何度かありました。そこで乗り降りする人はほとんどがエキストラなのですが、その中に偶然登場した人が3人含まれていました。

 まず、萬田さんが耕平と別れて長万部から戻ってくるシーン(駅名標のバックに僕の建てたログハウスが写りました。ちょっと嬉しい!)で、汽車を待っていたのはうちの宿のお客さんです。撮影前日に宿泊し、当日昼まで見学して、13:30の汽車で帰る時、タイミングよく撮影にあたり、エキストラとしての出演となりました。ディレクタさんに普通にしててくれればいいって言われてたのですが、一点を見つめたまま動かず、相当緊張してたのが初々しかったです。

 そしてその汽車から萬田さんが知り合いの男性と一緒に降りてくるのですが、その後ろから大きな荷物を持ったおばさんも降りてきます。実はこのおばさん、浮浪者です。駅に到着する汽車は全て、実際に運行されているものを使っているので、このシーンの撮影のため萬田さんたちがニセコ駅から乗り込むと、そのおばさんが乗っていたんだそうです。そして興味を引かれたのか一緒に降りてきました。もちろん実際の汽車を使っているので撮り直しはきかないため、出演することとなりました。その後おばさんはずっと待合室にいて、結局駅で一晩明かしていきました。

 また平田さんが初めて比羅夫へやってくるシーンで、汽車から役場の職員扮するスキー客が降りて来る中に、いつも通学してる高校生の女の子も写ってました。いつもと違って駅に人がいっぱいいるのに全くカメラも意識せず降りてきたのでカットされず出演できたのでしょう。

 この後、平田さんは駅舎の中に入ってくるのですが、ここで私はスキー客を待っているペンションのバスの運転手という役で出演させてもらいました。台詞もカットされることなく放送してもらえました。ただカメラ割のせいで横顔が一瞬写っただけで、すぐ薪ストーブの煙突に隠れてしまいました。でも、平田さんとの共演?が果たせたので大満足です。

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 令子(萬田さん)の家
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 ドラマで登場した令子の家は、駅から5号線に向かう途中にある実在の民家です。が、家の中はセットで、撮影は札幌で行われました。美術スタッフの方が「まるで同じ場所で撮影しているかのように見えるよ。」って自信たっぷりにおっしゃってましたが、確かにそう言われないとわからないほど上手く出来てました。まあ、考えたら他人の家の中を借りるわけにはいきませんもんねえ。

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 ホームでの除雪機作業
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 中西さんが駅へ訪ねてくるシーンで、萬田さんが除雪機を動かしていましたが、実はこの日は気温がプラスになり、ホームの雪がシャーベット状になってしまうほど暖かく、スタッフが周りの雪をかき集めての撮影となりました。あんなに暖かかったら除雪をしている感じを出すのは難しいと思ったんですが、うまいカメラワークで無難にまとめていました。ドラマではいろんな場面でスタッフの編集のうまさも見ることが出来ました。

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 鍵穴の凍結
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 ドラマも架橋に入った頃、庄司(中西さん)が令子達(萬田・杉田)を車に乗せて連れていこうとしたシーンでは、逃げるきっかけとなる車の鍵穴の凍結がおこります。が、実際のところニセコでは鍵穴が凍りつくほど凍て付くことはありません。もしそこまでになったとしても、あのようにお湯をかけるとそれがまた
凍ってさらにひどい状況になってしまうかもしれません。このドラマの中で唯一うそを感じたシーンでした。

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 クライマックスシーンのカーチェイス
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 そして最後のカーチェイス。みなさん、どんな風に感じられました?必死で逃げてる割には、スピード感が全然なかったでしょう。タイヤも滑ってないし。フィルムを少し早回しにしてもよかったんじゃないかと思いました。
 そして車が雪山にクラッシュするシーンはプラットホームの向こうの坂道で撮影されたんですが、超低速で雪山にぶつかっただけ。その後令子が車を降りて様子を見に来るという設定だったので、あの程度のクラッシュでは助手席側から問題なく出て来られ、また捕まってしまいそうでした。あの撮影ではスタントマンを使ってたので、もっと派手にぶつけてくれるもんだと期待してたんですが、やっぱり車の方が大事だったんでしょうか。

 おそらく脚本の金子先生は、車は大きくクラッシュし、普通ならそのまま逃げてしまうが、心やさしい令子は庄司が心配になり、様子を見に出て来るという風に考えてらっしゃるんだと思います。中西さんはその時、駅舎の中でご覧になっており、「あれじゃあ気絶するように演技しないとしょうがないよ。」っておっ
しゃってました。放送ではやはりそれらしく仕上げてましたね。
 でもやはり最後の見せ場だけに、私は物足りなく感じてしまいました。

 私は今回、あらかじめ台本ももらっていたし、スタッフの苦労も間近で見ていたので、俳優さんの演技力の凄さやスタッフの編集の上手さなど、ドラマが出来上がるまでの裏の部分を見ることが出来、大変いい勉強をさせてもらいました。この経験は宿の運営にもきっと生かしていけると思います。
 ご覧いただいたみなさん、ありがとうございました。


 4月 春のリニューアル

● 丸太風呂改装 − 服置き用の棚設置、「ゆ」のれん・上り口「温泉マーク」マット設置

 今までの服置き台を撤去し、3段の棚を作りました。
 のれんとマットは非常に好評で、汽車の乗客は興味津々で見ているし、駅を見に来た旅行客の中には日帰り入浴したいと言う人まで現れました。

ゆ暖簾 脱衣かご

● ログコテージ改装 - ログ表面塗装、靴置き用の棚設置、アプローチ修理

下駄箱 防水・防腐・防虫効果を高めるため塗装し、少し見栄えがよくなりました。
 風除室の隅を利用して、スキーブーツも置ける靴棚を作りました。

● すべての部屋に調光スイッチ設置

室内の明るさを調整できるので薄暗くなるため、真夜中も安全に移動できるようになりました。

 5月 前の会社の先輩来たる

お姉さま 5月17〜19日の3日間、地元京都で勤めていた会社のお姉さまお二人が初めて比羅夫に遊びに来てくれました。
 初日は小樽駅で待ち合わせして、観光客にはほとんど名の知れていない地元民御用達の寿司屋「魚真(うおまさ)」で安くて美味しい特上寿司(¥1500)を食べた後、運河・北一ガラス・旭展望台を回り、余市のフゴッペ温泉「天山楽」へ。ひとっ風呂浴びて旅の疲れを癒した後は、海鮮工房「柿崎商店」で買物の後、食堂で新鮮なカニ丼、マグロ丼、うなぎ丼、磯丼(ホタテ、ほっき、つぶ貝の3色丼)にそれぞれ舌鼓。

 次の日はニセコパノラマライン観光に出発。「ミルク工房」のソフトクリームや紅茶とチーズの店「ケンブリッジ」でティータイム。またもや昼間っから湯元温泉「雪秩父」に入ってお気楽極楽。天気も良くて景色も最高。旅行直前までは雨の予報だったので倍嬉しいです。やっぱり天気次第で印象がぜんぜん変わっちゃいますもんねえ。

 最終日は3たび、昆布川温泉「幽泉閣」でふやけました。蘭越の「麺工房」でラーメン食べて、倶知安駅でお見送り。お姉さまお二人は大満足で帰途につかれました。
 
 上記の店はすべて私の自信をもってお奨めできる店及び温泉です。一度お試しあれ。

 6月1日 海援隊コンサート

 6月1日(金)倶知安町文化福祉センター・大ホール(と言っても田舎なので、京都会館第2ホールとほぼ同じ大きさ)に海援隊がやってきました。チケット料金は自主文化事業につき、町が一部負担してくれているので前売り3000円という安さ。フォークソング&武田鉄矢ファンとしては行かない手はないと思い、早速前売り券を購入。でもさすが武田さん、前売りで完売。当日売りはありませんでした。

 コンサートというものは歌から始まると思っていたし、今まで見たのは全てそうだったので驚いたのですが、今回は幕が上がることもなく拍手で登場した海援隊の3人。早速武田さんのトークからスタートです。そして1曲目が「贈る言葉」。私は学生時代、海援隊のLP(懐かしい響き(^_^;))を良く聞いたので、他の曲も知っていますが、他のお客さんにとってはこの曲を最初に持ってくると、
もう後はほとんど新曲のような感じで聞いておられたのではないでしょうか。

 さてメインのおしゃべり(コンサートなのに歌じゃない)は絶好調、やはり面白い。お約束のお母さんとのエピソードから運転免許取得の話、そして最後は人情味たっぷりにまとめ上げてくれ、不覚にも少し涙が出ました。久しぶりにプロの仕事を見せてもらいました。

 6月 今年も無料で薪調達

 今年もそろそろ薪を確保しなければならない時期がやってきました。そんなに早くと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、薪は燃やす前に中の水分を乾燥させるため、しばらく干しておかないと燃えが悪いので、この辺りの家ではこの時期に薪割りをします。いつもは秋にならないとやらない私も、今年はまじめに春から準備開始しました。

 いつものようにタダで手に入れようと何件かあたって見ると、なじみの設備屋さんの知り合いで山を持っている人がおり、間伐した落葉松が落ちてるから拾って行っていいというので見に行くと、いいのがあるわあるわ。すぐ横まで車も入れられて積込もしやすいので最高です。

 草が伸びると運び出しにくいので、早速愛車タウンエースで4往復してきました。割って積んでおくと通路が狭くなり、これから増えてくるお客さんも歩きにくいし、万一崩れると危険なので、とりあえずシートをかけて養成しています。薪割りは9月になってからです。

 あんないい場所に山を持ってる人と知り合えてほんとラッキーでした。来年も頼めるといいなあ。あっ、もちろんお礼にビール1ケース持っていきましたよ。

 6月7日 ホンダ・ストリーム購入

車 愛車のタウンエースは車検の前あたりでいつもどこか壊れ、その都度5〜10万円の出費が必要になってきます。そこで新車は高いのでちょっと手が出なくても、年式が新しければ車検時の整備がいらず、費用も安く済むと考え車の乗換えを検討し始めました。

 車種は、お客さんの送迎も出来るように7人乗り以上のミニバンタイプ。いくつかの候補の中から走行性能、安全性、維持経費、コストパフォーマンス、環境への配慮、全ての面でベストバランスしていたのはホンダ・ストリームでした。ただ発売から間がないため、中古も高値がついているのでこの際、新古車だと諸費用も安く押さえられるということで、インターネットで札幌の中古車情報を探して見ると数台引っかかってきました。

 5月末、札幌に出たついでに中古車屋を訪ね、料金的にも折り合いがついたので契約を交わしてきました。最初1700ccエンジンを買おうと思っていたのですが、その中古車屋さんがホンダのディーラー系だったので、2000ccでも新古車料金で出せるというので、結局iLというモデルを購入しました。
 希望ナンバーを取得できるということで、1180(いい宿)とシャレてみました。いいでしょう。(^^ゞ
 そして今月7日、登録手続もすべて終わり、ストリームを受け取りに札幌へ行ってきました。これまではエンジン音がうるさく前と後ろで会話が出来ないわ、錆びたアンテナを金具で補強しているのでラジオの感度は悪いわ、古いディーゼルエンジンなので黒鉛をモクモク出すわ、結構使いづらかったので、現在非常に快適なカーライフを送っております。

 とは言ってもこれまで酷使に耐えてくれたタウンエース。車検も受けたし、登山客やスキー客など、人と荷物をたくさん運ばなければならない時や、薪や材木を運搬する時に大活躍してくれるので、壊れるまでこのまま乗り続けるつもりです。こいつには70km/h以上で走ると運転手をしんどくさせ、自然と60km/hまで落とさせるので、決してネズミ捕りには引っかからないという得意技がありますので。ずいぶんガタが来てますが、廃車にするには忍びないのです。

 7月中旬 丸太のテーブル・イス完成

テーブルとイス 談話室のイスをすべて丸太の背もたれ付のイスにし、テーブルも新しくしました。これで夜のお客さんとの歓談も一つの輪になって楽しめます。

 7月末 風呂にスポットライト設置

ライト 以前から、ランプの灯りだけだと子供が怖がるなどの理由で依頼があったため、丸太風呂に工事現場用のスポットライトを取り付けました。
 暗いと思う人は、入口にあるコンセントを差し込めば電気が点くようにしています。
 今まで通りランプの灯りの方が情緒満点でいいという人は、もちろんそのままでお楽しみ下さい。私ももちろんランプの灯りでホッコリしてます。


 7月末 ホームでのバーベキューの窮地

 7月末、JR北海道本社から突然プラットホームでのバーベキューは中止してほしいと電話がありました。東京で韓国人留学生とカメラマンが、酔っ払って線路に落ちたサラリーマンを助けようとして亡くなった事件はまだ記憶に新しいと思います。理由はホームでの夕食時に酒が入ると、同様の事が起こる危険があるからとのことでした。

 確かに理屈はそうかもしれませんが、ここは電車の往来が東京とは比べ物にならない田舎です。それにホームに転落するほど酔っ払ったお客さんは今までいなかったので、バーベキューを中止することはそれを楽しみにして来てくれるお客さんのためにも絶対出来ないと、こちらも引き下がりませんでした。

 するとJR側も少し検討する時間を持った後、比羅夫まで話し合いに来てくれました。そして、ホームは保線の管理区域になるから使用は自粛願いたいが、駅舎の敷地となる待合室寄りのコンクリート部分から出なければ使用して良いとの回答を得ました。

 汽車のすぐ横ではなくなってしまうので、見た目のインパクトは少し薄れますが、JRの言い分も理解できるので、ここは了承しておきました。

 9月に放送されたテレビ東京系「ラーメンの旅」のテロップに「ホームでの飲酒は出来ません」と流れたのは、あの番組のスポンサーがJR北海道だったため、公にはそうしないと問題になることもあるための配慮ですので、お酒好きの方はご安心を。

 ただ、たとえ小さな事故だったとしても起こってしまったら、当然バーベキューは中止に追いこまれるでしょうし、宿の営業にも支障が出てきますし、楽しみに泊まりに来てくれるこれからのお客さんに申し訳が立たなくなりますので、どうぞみなさん、ホームでは汽車の往来にくれぐれもご注意下さい。


 8月 倶知安じゃが祭りにちょっと参加

 8月3〜5日、倶知安町で「じゃが祭り」が行われ、私達は4日の椎名誠講演会、5日のフリマと筋肉番付に参加してきました。
 椎名誠さんには期待していたのですが、講演というより雑談といった感じで、特に盛り上がることもなく、連日の仕事の疲れも手伝い、大変良い睡眠タイムとなってしまいました。

 翌日のフリマは、ちょうどその日連泊してくれていた常連の見田村君に手伝ってもらい、その間を利用して筋肉番付に出場してきました。
 これはまず、水が満タンに入ったポリタンクを10m運び、4m程の高さの玉入れにボールを入れ、軽トラックを10m引っ張ってゴールするタイムを競うものでした。出場者はほとんどが20代前後の若者や自衛隊員など、いかにも自信有りそうな連中ばかりで、さすがにこれはちょっと入賞は無理かなと思いました。

 競技が始まってみると、ポリタンクと軽トラックではほとんど差はつかず、明暗を分けたのは玉入れでした。思いのほか難しいらしく、ここをうまくクリアした人が上位にランクされました。僕は中学時代バスケットボールをやっていたので、この手の種目は得意で2回ほど外したものの、ロスタイムもほとんどなくクリアしたのですが、ポリタンクを1度掴み損ねたのと、軽トラックに重りが付いていたのを甘く見て、うまく動かせなかったのが災いし、トップとは6秒程の差がついてしまいました。でもなんとかぎりぎり5位入賞でき、賞金五千円を獲得しました。
 これで気を良くしたので、来年もあればぜひ出場してみようと思っています。


 8月 「スーパーテレビ」出演の反響

 8月13日、日テレ系「スーパーテレビ」で私たち夫婦の出会いから結婚に至るまでが紹介されました。その影響で今年はお客さんが多く、8月はお客さんのない日がありませんでした。これは僕がここへ来て7年目にして始めてのことです。
 9月に入っても月100人突破。これはテレビ東京で民宿大賞に選ばれた94年に次ぐ記録です。

 これまでも年に1〜2回、テレビの取材は来てくれていたのですが、ほとんどが旅番組の中で宿が紹介されるだけでした。
 ところが今回始めて宿ではなく私達の人間的な部分がしっとりと紹介され、見ている方が非常にいい印象を持ってくれたようでした。
 番組のディレクターさんがうちの奥さんと同年代の女性だったこともあり、教師の職を捨ててこんな田舎に来た事に大変興味を持っていただき、自分の人生とも重ね合わせて共感してもらえたことが、あのように人に訴えかける番組に仕上ったのだと思います。
 テレビの取材で来た方からその後連絡が来ることはほとんど無いのですが、そのディレクターさんからは彼女の誕生日にプレゼントをいただいたり、結婚式にも電報をいただいたりと、今でも交流を続けています。
 世の中不景気だというのにたくさんのお客さんに来ていただけたのも、あのように素晴らしい編集をしていただいたおかげだと感謝しております。


 9月 ヴィヴィオ購入の訳

 9月末、ストリーム・タウンエースに次いで3台目となるヴィヴィオを購入しました。
 ストリームはうちの奥さん用にと思って6月に購入したのですが、あまりに運転が下手なため、雪道ではぶつけられる確率がかなり高そうなので、雪道練習用にともう一台購入しました。彼女はペーパードライバーだったため、慣れるまで横に乗ってアドバイスしていたのですが、それがうるさく感じたらしく、自由に運転できる車が欲しいと言って、彼女自身で購入しました。
 タウンエースは6月の時点では買い取ってくれる人がいたのですが、自分用にと思い手放さなかったのです。結局必要なくなり売ろうとしましたが、今度はタイミング悪く買ってくれる人が見つかりません。4月に車検も受けてあと1年以上乗れるし、薪などを運ぶ時トラック代わりにもなるので、とりあえず所有しています。

 ところが彼女は、このヴィヴィオで雪道を3回ほど走っただけで自信がなくなり、すでに1ヶ月以上動かしていません。除雪の邪魔になるので動かそうと思ったら当然バッテリーが上がっています。毎回、他の車からケーブルを引っ張ってエンジンを始動させないといけません。
 まったく何のために買ったのかと思いながら、これからも僕と彼女の今のところ唯一の火種、車問題はしばらく続きそうです。


 9月 雑誌「JR HOKKAIDO」でおなじみのズウさん来たる

ズーさん 9月28日(金)、HBC「朝ビタテレビ」の取材で、北海道の特急に置いてある雑誌「JR HOKKAIDO」でおなじみのズウさんこと渡邊俊博さんが来られました。最初、ズウさんだと気付かなかったのですが、途中であのタレ目と口ひげが印象的な似顔絵を思い出しました。

 当日は「絵手紙の旅」ということで、C11に乗り、ニセコ周辺の風景をお得意の絵にされており、比羅夫も駅舎と丸太風呂を描いて行かれました。
 後日、お礼にズウさんが丸太風呂に入っているあの時の絵葉書が届きました。



 10月 夏の慰安旅行 復興を遂げた洞爺湖温泉

洞爺 10月4日(木)、夏の慰労を兼ねて洞爺観光ホテルへ行きました。洞爺湖周辺の観光もしてきたのですが、復興を遂げた洞爺湖温泉には、素晴らしい観光名所が出現していました。それはもちろん噴火した有珠山の西山火口なのですが、すごいとは聞いていましたが、あんなにすごいことになってるとは想像以上でした。下り坂だった国道230号線は隆起し上り坂に変わっているし、旧道はいくつもの断層で階段のようになっているし、断層による地割れで水道管は剥き出しになっているし、建物は泥流で一階部分はほぼ埋まっているしで、凄まじい惨状なのですが、火山の恐ろしさを記録として残しておくにはあの光景に勝るものはないでしょう。

 洞爺湖温泉街の収益も震災前の3/4まで戻ってきたようです。今年、北海道に来られる方はぜひ噴火直後の火山の迫力をお楽しみください。


 10月 冬への準備 スタッフルーム移動

二段ベッド 10月始め、スタッフルームを自作ログから駅舎2階の和室に移動しました。
 これまではお客さんがいない時、駅舎は暖房をつけておらず、寒い日はマイナス10℃くらいにまで下がった厨房で食事を作っていたのですが、寒がりの彼女には絶対無理だと思ったのです。
 現在は一階談話室のストーブは24時間付けっぱなしで、これまでとは比べ物にならないほど暖かい冬を過ごしています。ただし、暖房費は倍以上高くなっちゃいましたが。(^_^;) でも、2人になって以前より細かいところにも配慮が出来るようになったし、夫婦でやってるとみなさん安心するのか、お客さんも増えてきたので、その分の費用は確保できているので、まあいいかと言ったところです。

 さて空き部屋となった自作ログですが、現在客室として使用しています。一階には丸太の2段ベッドも設置しました。これに伴い、料金も駅舎2階ベッドルーム¥4800、旧ログコテージ¥5300、新ログコテージ¥5800(いずれも1泊2食付、冬期は暖房費+500円)と変更いたしました。
 コテージも2棟になったので名前を付けました。私の作った方はsur(スール)、以前からある方はnorte(ノルテ)。それぞれスペイン語で南と北を意味します。方角から取ったのですが、surは私の名前「南谷」にも掛けています。
 ホームページには割引券もありますので、リニューアルした駅の宿ひらふを今後ともよろしくお願いいたします。


 11月 おかげさまで結婚出来ました

結婚式 11月18日、大阪府高槻市のレストラン「キッチンスヌーグ」で結婚式を挙げました。お相手は昨年8月、宿に泊まりに来てくれた北田敦子さん、通称「あっちゃん」。大阪府の小学校の先生をしていましたが、今年3月で退職し、4月から比羅夫へお手伝いに来てもらっていました。彼女が来てから、雑然としていた談話室を小奇麗に整理してくれたり、拭き掃除も細かいところまで行き届かせてくれるなど、宿に新しい感覚が加わりました。

 さて結婚式ですが、式場での在り来たりの式にしたくなかった私達は、レストランウェディングという手作り結婚式を選びました。手作りと簡単に言っても準備はやはり大変。彼女の妹さんを中心に装花の飾り付けをしてもらったり、刺繍の仕事をしている友達がドレスのベールやウェルカムボードを作ってくれたり、私の知人にカメラやビデオをお願いしたり、大変有り難い支えがあって出来た結婚式でした。

 私も子供の頃からの写真を貼る想い出ボードを原木を利用して自作したり、彼女も指輪入れや婚姻届をはさむ台紙などを作ったり、とにかく全ての段取りを自分達で行いました。

 その甲斐あってか、始め心配していた両親も式が終わった後はとても喜んでくれていた様で、また出席いただいた方々にも楽しんでいただけたようでした。(引出物に北海道のお菓子を注文していたのですが、発送ミスで式当日の10時に滑り込みセーフで間に合うというハプニングもありましたが)

 結婚式の後、ミニ新婚旅行としてUSJ(ユニバーサルスタジオ・ジャパン)に行ってきました。平日だというのに人気アトラクションは待ち時間が一時間以上ありましたが、それでもうまく回りほぼ全てのアトラクションを見てきました。結婚式の後ということもあり、さすがにへとへとになりました。
 実際の新婚旅行は、これからプラットホームの除雪の仕事があり出かけられないため、来年4月に南米に行こうと思っています。

 彼女には、教師という恵まれた環境を捨ててこんな田舎に来てくれたとても感謝しています。以前勤めていた会社のみんなからの寄書にこんなコメントがありました。「奥様の前途ある未来を奪った悪い奴や!しっかり責任取れよ。一生やで〜」ごもっともな意見でございます。僕が婿入りして主夫になった方が、家計はよっほど安定するのにねえ。
 帰りの飛行機を見送りに来てくれた彼女のお母さんが別れ際に流された涙に応えるために、これからは僕が彼女を同じ位に大事にしてあげたいと思っています。

 これからは「あっちゃん」と2人、さらにいいアイデアを出し合って宿を盛り上げていきたいと思います。
 皆様、今後ともよろしくお願いいたします。