ニセコの正しい温泉

 みなさん「正しい」温泉ってご存じですか?じゃ、ひょっとして「正しくない 」温泉もあるの?って、思ったりしますよね。実はこれが非常に体によろしくない温泉だったりするんです。
 そこで、このところかなり知られるようになってきた話題ですので、わざわざ解説するのも恐縮ですが、辛口温泉ガイド「いい旅」から情報を拝借し て、ニセコ地区の正しい温泉を御紹介したいと思います。
 普段お疲れの体をより癒していただくためにも、ぜひご一読くださいませ。

 まずは「正しい温泉」の定義からいきましょう。これは湧き出した温泉水を純度 100%で湯舟に注ぎ込み、溢れ出したお湯を再利用していない温泉のことをいいます。

 何だ、当たり前のことじゃないかと思われた方もいらっしゃるでしょうね。 ところが「正しくない温泉」はそうじゃないんです。
 ここは温泉水を一定量溜め込んで使います。ただそれでは湯がどんどん汚くなる ので、循環・ろ過・塩素殺菌します。いわゆる温泉水の使い回しです。ところがこ のろ過を繰り返すと温泉水が持っている成分はどんどん失われていきます。一週間 くらい平気で湯を入れ替えないところだってあります。こうなるとほとんど真水、 温泉効果ゼロです。
 それどころか、最近ニュースでも報道されたようにレジオネラ菌が発生し、死亡するといったことまで起こってしまうのです。そこでこの細菌類を殺すために塩素が混入されます。これが肌にすこぶる悪いのです。温泉によく行くのにたいして肌 がきれいにならないから、温泉の効果ってその程度だって思ってる方はいらっしゃ いませんか?それは温泉が悪いんじゃなく、温泉の選び方を間違っているんです。
 一度、「非常に正しい温泉」に入ってみてください。体が湯の良さを正直に感じ取 ってくれるはずですから。

 では、「正しい温泉」と「正しくない温泉」はどのようにして見分ければいいん でしょうか?目安となる方法を御紹介します。
 1. お湯が湯船からあふれている。ただし、あふれたお湯を循環させているところもあります。
 2. 浴槽内に湯の取り出し口が付いている。掃除のための水抜栓と違うのは手を近付けると吸い込まれること。


 では最後にニセコ地区の「正しい温泉」を御紹介しましょう。
 雪秩父、五色温泉旅館、鯉川温泉旅館、ホテル新見本館、ニセコグランドホテル 、新見温泉ホテル、ロッジチセハウス、観光かとう、真狩温泉、薬師温泉旅館、ちせの湯、朝日温泉旅館、三浦屋旅館、ふるっぷ温泉、山田温泉ホテル、ワイス荘、清山荘、ルスツ温泉
 たぶん正しいであろうとか、判断に迷う温泉は載せていません。今後引き続き調査してみます。
 ここでひとつ注意していただきたいのは、紹介した温泉は単純に湯がいいだけで、 おすすめできる温泉とは限りません。私のおすすめは 「おすすめ温泉ガイド」 (ニセコの日帰り温泉Best10) をご覧下さい。

 こうして「正しい温泉」を列挙してみると分かると思いますが、いわゆる老舗の旅館が目立ちます。循環させる技術がなかった頃の昔ながらの温泉場に「正しい温泉」はたくさん残っているといえます。
 逆に、登別や定山渓などにある利用者の多い利益優先型の大ホテルや、湯量に見合わない施設を作った公共の温泉は「正しくない温泉」が多いことが分かります。
 これから温泉旅行を計画されているみなさん。「露天風呂があるか」とか「料理はおいしいか」というのも大事だとは思いますが、お湯の質にも少し目を向けてはいかがでしょうか。