お宿のポリシー

基本理念
  お客さん同志が友達になれること
  宿のスタッフとも話しやすい雰囲気であること
  設備は古くても掃除はきちんと出来ていること
  料理は食べる人のことを考えて丁寧に作ること
  昔ながらの情緒を大切に残していて、いつ来ても落ち着けること
  周りには何にもないけど、都会にはないものがたくさんあること



男女別相部屋形式について

 この形式は旅人宿の多くが採用しているスタイルです。
 その日泊まったお客さん同志、話す機会が増えるように、そしてできるだけ安く泊まれるようにこの形式をとっています。
 ただご家族連れの方など、相部屋だと他のお客さんに気を使うと場合、個室でもお受けしています。
 宿の考え方を理解して来てくださる方は、個人でもグループでも歓迎いたします。


繁盛期と閑散期について

 宿がもっとも宿らしく活気づくのは、7月始めから9月末までと年末年始です。
 学生が春休みに入る2月中旬から3月末までと、GW、観光の始まる6月、そして紅葉の季節の9月末から10月末まではぼちぼちの入り。 最も少ないのは4月と11月。これは観光とスキーの合間で北海道自体がガラガラに空く時期です。連休の前後もかなり空きます。
 現在年間の宿泊者数は600〜700人程。もっと増やそうと努力中ですが、ツアー会社や建設業者と契約すると経営は楽になりますが、宿の雰囲気が壊れるので、今の経営方針を維持し、一度来てくれた人がまた来たくなるような宿でありたいと思っています。


夏と冬の状況について

 ニセコはスキー場が有名なので冬の方がお客さんは多いと思われるかもしれませんが、この宿は全く逆です。
 お客さんは、夏の観光シーズンである7〜9月の3カ月に年間宿泊者の6割近く(300〜400人)が集中します。
 客層も、旅の情緒を求めてやってくる道外の方が9割以上を占めています。
 道外からのスキー客の方はツアーに参加するのが一番安いので、冬場はそちらに流れます。
 道内の方はグループで楽しむのが目的の方が多いので、スキー場のペンション街を好んで利用するため、土・日が混み合うこともあまりありません。
 ただスキー場との立地条件も悪くはないので、個人や少人数で御利用いただく方が多くなっています。


広告とマスコミについて

 よく、この宿はあまり宣伝しないほうがいいと言われます。あまり客が来過ぎると宿の落ち着いた雰囲気が壊れてしまうと思われるようです。また逆にもっと宣伝すれば客は増えるとも言われます。
 でも実はこの宿に関して、広告にはそれほど即効性のある効果はありません。
 現にこの宿は駅舎が宿になっているという珍しさから全国ネットの番組で何度か放送されたり、たくさんの旅行雑誌に紹介されているにもかかわらず、それほどお客さんが大挙して押し寄せるということはありません。自分で書いていて喜んでいいのか、悲しんでいいのかちょっと複雑ですが。(^_^;)

 その原因はいくつかあります。
 1つはニセコが観光面ではあまり発展していないこと。夏の北海道に来られるのは観光を目的の方がほとんどでしょう。その多くの方は、やはり人気の道東方面を目指し、ニセコに来る人は少ないのです。
 また宿の形式が旅人宿だという点です。グループや人と話すのが好きではない人には受け入れられないでしょう。男女別相部屋形式を好む人は、旅行者全体の中でもそう多くはないのです。ですから、いきなり客が増えたりすることはありません。
 そしてたとえテレビや雑誌で紹介されたとしても、趣味の合わない人は興味を示さないのです。広告の効果というのは、興味のある人の記憶にだけ残るのです。そして、いつかニセコへ来る時に思い出して来てくれるのです。

 実際、この宿に泊りに来てくれるお客さんはとてもいい人が多く、常連さんもたくさんいらっしゃいます。来てくださるお客さんの人柄を見ていても、広告の出し方は決して間違っていないと思っています。
 ですからマスコミが取り上げてくれるのはとても有り難いことなので、プライベートに関する取材以外は快く受けています。それはこちらにとっても、いいお客さんに出会うチャンスを広げてくれるというメリットもありますから。


施設について

 駅舎は築40年以上(昭和37年建築)たっているのでかなり古くなっています。
 よく古い=汚いと思う人がいるようですがこれは違います。古いものでも大切に使えば味が出てくるし、使う人のことを考えて掃除をすれば、いつまでもきれいです。
 使いにくい箇所もたくさんあったのですが、趣味のDIY(セルフビルド)で少しづつ改善しています。


家計について

 儲けようと思うとなかなかできないことだと思います。田舎暮らしという、自分の好きなことをして生活していけていることに感謝しています。
気長に続けていくことが大切なようです。


 禁煙について
 最近、喫煙コーナー以外は全館禁煙の場所がかなり多くなってきました。健康意識の高まりでしょうし良いことだと思います。私も長年きれいな空気の中で生活していますので、たばこの煙を吸うとのどが痛くなって咳が止まらなくなるのです。
 そこで、この宿も館内禁煙にしています。冬はちょっと寒いのですが、待合室の線路側出入口が喫煙コーナーになります。
 趣旨をご理解の上、どうぞ分煙に御協力ください。